
みなさん、こんにちは。
夏らしく、暑い毎日が続きますね。
7月の三連休もお天気に恵まれ、山や海などお出かけの方も多いのではないでしょうか。
私の住んでる地域、益田市匹見町には、山奥に「匹見峡レストパーク」というキャンプ場があります。
この写真のように、木にたくさん囲まれているキャンプ場なので、涼しさを求めて、今日も多くのお客さんが訪れていました。
今回は木が作り出してくれる「木陰」についてスポットを当ててみます。
都会のビルの影に入った時と、森の中の木陰に入った時、大きく違いのでる”涼しさ”について解説していきます。
木陰の涼しさには、大きく3つの理由があります。
今回はその3つの理由を順番に見ていきましょう。
理由1.葉が日差しをさえぎる
一枚一枚の葉が、小さな日傘のように光を受け止めます。
たくさんの葉が重なることで、木の下に大きな日陰が生まれます。
そのぶん、私たちの体が受ける熱も少なくなります。
理由2.地面が熱くなりにくい
夏の道路では、足元からもわっとした熱を感じることがあります。
日なたの地面は、太陽の光を受けて熱くなり、ため込んだ熱を周りへ放ちます。
木陰の地面には強い日差しが当たりにくいため、足元から受ける熱もやわらぎます。
環境省が紹介している一例では、日なたと木陰の気温は、どちらも約30℃でした。
それでも、日なたの路面は50℃近く、木陰の路面は約32℃でした。
気温が同じでも木陰が涼しく感じられるのは、地面から受ける熱が少ないからなのです。
理由3.葉から水蒸気が出る
木は、根から吸い上げた水を葉まで運びます。
その水の一部は、葉にある小さな穴から、水蒸気になって空へ戻ります。
これを「蒸散(じょうさん)」といいます。
水が水蒸気へ変わるときには、周りの熱が使われます。
打ち水をした場所が少し涼しく感じられるのと、よく似た仕組みです。

3つの理由が、重なり合って
木陰は、ただ暗くなっているだけではありません。
葉が日差しを受け止め、地面が熱くなるのをやわらげ、根から吸い上げた水を空へ返しています。
暑い日に木陰でひと休みしたときは、少しだけ頭の上を見上げてみてください。
重なり合う葉や、そこからこぼれる光を見ると、木がつくってくれている涼しさを、いつもより近くに感じられるかもしれません。
木を見ていると、季節が少しずつ動いていることに気づきます。
こもれび林業は、そんな木が好きで、この仕事をしています。