みなさん、こんにちは。
ここ数日は夕立が来る日もちらほらみられるようになりました。
夏の終わりが近づき、同時に秋の気配がしてきましたね。
夏の終わりといえば、台風。
今日は、台風がもたらす、木への影響について綴っていきます。
台風のあと、私たちのところには「木が倒れないか心配で……」というご相談がぐっと増えます。
同じ庭に並んで立っていても、倒れる木と、何ごともなかったように立ち続ける木があります。
その違いは、運ではありません。
倒れやすい木には、共通する特徴があるんです。
私たちが現場で木を見るときのポイントを、3つに分けてご紹介します。
お庭の木を思い浮かべながら、読んでみてくださいね。
特徴1.根が浅い・弱っている木
木を支えているのは、地面の下に広がる根っこです。
見えない部分なので忘れられがちですが、台風で木が倒れるかどうかは、じつは根で決まることが多いんです。
建物の工事などで根が切られていたり、地面が固く踏みかためられて根が伸びられなかったり。
見た目は青々と元気そうでも、地面の下では踏んばる力が弱っている、ということがあります。
目印になるサインもあります。
- 根元のまわりにキノコが生えている
- 根元の土が、風の日に盛り上がったり動いたりする
- 木ぜんたいが、以前より傾いてきた気がする
こうしたサインが見えたら、根が傷んでいるかもしれません。

特徴2.葉に元気がない・枯れ枝が目立つ木
意外に思われるかもしれませんが、青々と葉を茂らせた元気な木は、強風をしなやかに受け流す力を持っています。
私たちが現場で「危ないな」と感じるのは、むしろ葉に元気がない木のほうです。
木の健康状態は、いちばん先に葉に表れます。
- 例年にくらべて、葉が小さい・数が少ない
- 春や夏なのに、葉が茶色く枯れたり、しおれたりしている
- 枝先だけ葉が出ていない(枝が枯れ下がってきている)
こうしたサインは、根や幹の中の傷みが進んで、水を吸い上げる力が弱っている合図です。
国の調査でも、台風のときの枝折れ被害は「枯れ枝」から、倒木は「幹の腐朽」から起きることが多いと報告されています。
枯れ枝は、強風でまっさきに折れて飛びます。
「葉が出ない枝がある」「今年はなんだか葉が寂しいな」と感じたら、それは木からのSOSかもしれません。

特徴3.幹や枝に、見えない空洞・腐れがある木
いちばんこわいのが、この3つ目です。
外から見ると立派な木なのに、幹の中が空洞になっていたり、腐れが進んでいたりすることがあります。
以前ご紹介した松枯れの木も、まさにこれでした。
皮は普通でも中はスカスカで、強い風や雪で、ある日ぽっきり折れてしまう。
中の空洞は、外からは分かりません。
それでも、手がかりはあります。
- 幹にキノコ(サルノコシカケなど)が生えている
- 幹に穴があいていて、アリや虫が出入りしている
- 大きな枝を切った古い切り口が、ふさがらずに黒ずんでいる
私たちは現場で、木を叩いた音の違いなども合わせて、木の中の状態を推測しています。
気になる木があれば、自己判断で登ったり切ったりする前に、どうぞ一度ご相談ください。

まとめ
台風で倒れやすい木には、3つの特徴があります。
- 根が浅い・弱っている(根元のキノコや土の動きがサイン)
- 葉に元気がない・枯れ枝が目立つ(木が弱っているサイン)
- 幹や枝の中に、外から見えない空洞・腐れがある
どれも、台風が来てから気づくのでは間に合いません。
逆にいえば、台風の前に点検をしておくことで、防げる倒木はたくさんあります。
「うちの木、大丈夫かな」と思ったら、風の強い日が来る前に、一度見せてください。
こもれび林業は、島根県益田市を拠点に、特殊伐採・高木伐採・庭木の手入れのご相談を承っています。
