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木の豆知識2026.08.28

台風で木はなぜ倒れる?倒れやすい木の3つの特徴

みなさん、こんにちは。

ここ数日は夕立が来る日もちらほらみられるようになりました。

夏の終わりが近づき、同時に秋の気配がしてきましたね。

夏の終わりといえば、台風。

今日は、台風がもたらす、木への影響について綴っていきます。

台風のあと、私たちのところには「木が倒れないか心配で……」というご相談がぐっと増えます。

同じ庭に並んで立っていても、倒れる木と、何ごともなかったように立ち続ける木があります。

その違いは、運ではありません。

倒れやすい木には、共通する特徴があるんです。

私たちが現場で木を見るときのポイントを、3つに分けてご紹介します。

お庭の木を思い浮かべながら、読んでみてくださいね。

特徴1.根が浅い・弱っている木

木を支えているのは、地面の下に広がる根っこです。

見えない部分なので忘れられがちですが、台風で木が倒れるかどうかは、じつは根で決まることが多いんです。

建物の工事などで根が切られていたり、地面が固く踏みかためられて根が伸びられなかったり。

見た目は青々と元気そうでも、地面の下では踏んばる力が弱っている、ということがあります。

目印になるサインもあります。

  • 根元のまわりにキノコが生えている
  • 根元の土が、風の日に盛り上がったり動いたりする
  • 木ぜんたいが、以前より傾いてきた気がする

こうしたサインが見えたら、根が傷んでいるかもしれません。

強風で傾き、根元の土がめくれかけた木の水彩イラスト
特徴1|風で傾き、根が浮きかけた木

特徴2.葉に元気がない・枯れ枝が目立つ木

意外に思われるかもしれませんが、青々と葉を茂らせた元気な木は、強風をしなやかに受け流す力を持っています。

私たちが現場で「危ないな」と感じるのは、むしろ葉に元気がない木のほうです。

木の健康状態は、いちばん先に葉に表れます。

  • 例年にくらべて、葉が小さい・数が少ない
  • 春や夏なのに、葉が茶色く枯れたり、しおれたりしている
  • 枝先だけ葉が出ていない(枝が枯れ下がってきている)

こうしたサインは、根や幹の中の傷みが進んで、水を吸い上げる力が弱っている合図です。

国の調査でも、台風のときの枝折れ被害は「枯れ枝」から、倒木は「幹の腐朽」から起きることが多いと報告されています。

枯れ枝は、強風でまっさきに折れて飛びます。

「葉が出ない枝がある」「今年はなんだか葉が寂しいな」と感じたら、それは木からのSOSかもしれません。

半分は緑の葉、半分は枯れ枝になった衰弱した木の水彩イラスト
特徴2|葉に元気がなく、枯れ枝が目立つ木

特徴3.幹や枝に、見えない空洞・腐れがある木

いちばんこわいのが、この3つ目です。

外から見ると立派な木なのに、幹の中が空洞になっていたり、腐れが進んでいたりすることがあります。

以前ご紹介した松枯れの木も、まさにこれでした。

皮は普通でも中はスカスカで、強い風や雪で、ある日ぽっきり折れてしまう。

中の空洞は、外からは分かりません。

それでも、手がかりはあります。

  • 幹にキノコ(サルノコシカケなど)が生えている
  • 幹に穴があいていて、アリや虫が出入りしている
  • 大きな枝を切った古い切り口が、ふさがらずに黒ずんでいる

私たちは現場で、木を叩いた音の違いなども合わせて、木の中の状態を推測しています。

気になる木があれば、自己判断で登ったり切ったりする前に、どうぞ一度ご相談ください。

折れた枝の断面に年輪と空洞が見える水彩イラスト
特徴3|外から見えない、年輪の中の空洞

まとめ

台風で倒れやすい木には、3つの特徴があります。

  • 根が浅い・弱っている(根元のキノコや土の動きがサイン)
  • 葉に元気がない・枯れ枝が目立つ(木が弱っているサイン)
  • 幹や枝の中に、外から見えない空洞・腐れがある

どれも、台風が来てから気づくのでは間に合いません。

逆にいえば、台風の前に点検をしておくことで、防げる倒木はたくさんあります。

「うちの木、大丈夫かな」と思ったら、風の強い日が来る前に、一度見せてください。

こもれび林業は、島根県益田市を拠点に、特殊伐採・高木伐採・庭木の手入れのご相談を承っています。

大きな木を見上げて点検する職人の水彩イラスト
気になる木があれば、登る前にまずご相談を
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